【なぜなぜ期、どう答える?】質問攻めに困っているあなたへ。保育士が教える上手な関わり方

子どもの育ちを知る

こんにちは、シロロです。

「なんで空は青いの?」
「どうして雨が降るの?」
「なんでおじいちゃんは白髪なの?」

朝から晩まで質問攻め。答えても答えても、次から次へと「なんで?」が飛んでくる。

「もう、いい加減にして…」😭

そう思ったこと、ありませんか?

私も同じでした。

息子が小さかったころ、私自身も答えられないことがたくさんありました。

今日は、そんな「なぜなぜ期」の子どもとの向き合い方について、保育者として、そして一人の母としての経験からお話しします。

★この記事を書いた人

シロロ

現役の幼稚園教諭
保育歴17年。保育士資格を持ち、子育ても経験してきました。
「遊びは学びのはじまり」を大切に、園でも家庭でも役立つヒントをやさしくお届けしています。

なぜなぜ期って何?

「なぜなぜ期」は、2〜6歳ごろの子どもが「なんで?」「どうして?」と繰り返し質問する時期のことです。心理学では「質問期」と呼ばれています。

実はこの前には「イヤイヤ期」があります。あの大変な時期がようやく終わったと思ったら、今度は質問攻めがやってくる。子育てって本当に、次から次へと新しいステージがやってきますよね💦


なぜこんなに質問するの?実は脳の成長のサイン

「もう勘弁して…」と思ってしまう質問攻め。でも実はこれ、脳がぐんぐん育っている証拠なんです。

人の脳は、3〜4歳頃に成人のおよそ80%、5〜6歳頃には90%まで成長すると言われています。

つまり、なぜなぜ期は「脳が知識をどんどん吸収できる準備が整った時期」なのです。

この時期にたくさん質問して、たくさん答えをもらう経験が、子どもの知的好奇心や学ぶ意欲の土台を作っていきます。

うんざりする気持ち、よくわかります。でも、その質問一つひとつが、子どもの脳を育てているんだと思うと、少し愛おしく感じられませんか?

忙しいときの「あとでね」に罪悪感を感じなくていい

忙しいとき、疲れているとき、「あとでね」と言ってしまうこと、私にもたくさんありました。

完璧に全部の質問に丁寧に答えられる親なんていません。

大切なのは「毎回完璧に答えること」ではなく、「子どもの疑問に向き合おうとする姿勢」だと思っています。


こんな対応、してしまっていませんか?

① 適当にかわす

「さあ、なんでだろうね〜」で終わらせてしまう。これが続くと、子どもは「聞いても無駄」と感じてしまうことがあります。

② 先回りして答えを言ってしまう

子どもがまだうまく言葉にできていないのに「ああ、これが知りたいのね」と大人が代わりに答えてしまう。

これ、実は子どもの「自分の言葉で考えて伝える力」を育てるチャンスを奪ってしまっていることがあります。

こんな対応がおすすめです

① わからないときは、一緒に考える・一緒に調べる

私自身、息子に聞かれても答えられないことがたくさんありました。

そんなときは「一緒に考えてみようか」と伝えて、図鑑で調べたり、一緒に考えたりしていました。

「わからないことは恥ずかしいことじゃない」

「知りたいと思ったら、調べればいい」

これを親が見せてあげることも、立派な教育だと思っています。

② 「どう思う?」と聞き返してみる

すぐに答えを教えるのではなく、「〇〇はどう思う?」と聞き返してみてください。

子どもなりの答えが返ってくることがあります。それがどんなに的外れでも、まずは「そう思うんだね」と受け止めてあげることが大切です。

③ 質問の内容を一緒に整理する

子どもはまだ語彙が少ないので、質問がうまく伝わらないこともあります。

「これについて聞きたいのかな?」と、少し助け舟を出しながら、子ども自身の言葉を待ってあげてください。

園でもよくある「困る質問」

保育の現場でも、なぜなぜ期の質問攻めはよくあります。

面白いのがこんな質問です。

子どもたちは、先生の家も幼稚園だと思っていたり、先生たちみんなが家族だと思っていたりすることがあります。

だから、こんな質問をされたことがあります。

「先生、誰がお母さんなの?誰がお父さんなの?」

これ、笑ってしまいますよね。笑

でも考えてみれば当然です。子どもにとって、それぞれの家庭に違う暮らしがあるということ自体、まだ理解できない年齢なのです。

「先生たちはみんなお友達なんだよ。お家はそれぞれ別のところにあるんだよ」

そんなふうに、優しく丁寧に伝えると、子どもは「そうなんだ!」と新しい発見をしたような、でも不思議そうな顔をします。

大きくなっても続く「知りたい気持ち」

息子は今、大きくなりました。

でも面白いことに、今でも「これなんでだろう?」と疑問に思ったら、スマホでさっと調べています。

あの頃、一緒に図鑑を開いて考えていた時間が、今の息子の「知りたいと思ったら調べる」という習慣につながっているのかもしれません。

なぜなぜ期の関わり方は、その場限りのものではなく、その子の一生の「学び方」に影響していくのだと、今になって感じています。


発達が気になる場合は

なぜなぜ期の時期や質問の仕方には、個人差があります。

もし「うちの子はなぜなぜ期が来ない」「質問の仕方が独特かも」と気になることがあれば、無理に比べず、気になったタイミングで専門家に相談してみるのも一つの方法です。

早めに相談することで、親子ともに安心できることもあります。

まとめ

  • なぜなぜ期は2〜6歳ごろにやってくる、脳が育っているサイン
  • 完璧に答えられなくていい。「あとでね」に罪悪感を感じなくていい
  • わからないときは「一緒に考える・一緒に調べる」でいい
  • 「どう思う?」と聞き返すことで、子どもの考える力が育つ
  • 園でも「先生の家族は?」など、微笑ましい質問がたくさんある
  • 幼い頃の「なぜ?」との向き合い方は、大人になっても続く「学び方」につながっていく
シロロ
シロロ

質問攻めにうんざりする日があっていいんです。
それでも、子どもの「知りたい」という気持ちに、今日も向き合ってあげてください

🎵子どもの発達について、歌でわかりやすく解説しています
YouTube「シロロ」もぜひご覧くださいhttps://youtube.com/shorts/s-5os1N2f5M

📚 参考資料

・青山学院大学教育人間科学部心理学科
 坂上裕子教授 監修記事より

※本記事は保育現場での経験と
 一般的な発達心理学の知見をもとに
 執筆しています。

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