こんにちは、シロロです。
「子どもってなんでそんなこと言うの!?」
そう思った瞬間、ふと気づいてしまうことがありませんか?
…あ、これ、私が言ってる言葉だ。
ドキッとした経験、一度はあるんじゃないかなと思います。笑
子どもは本当によく見ています。 親が思っている以上に、ぜんぶ。
★この記事を書いたひと

現役の幼稚園教諭
保育歴17年。保育士資格を持ち、子育ても経験してきました。
「遊びは学びのはじまり」を大切に、園でも家庭でも役立つヒントをやさしくお届けしています。
子どもは「教えられて」ではなく「見て」育つ
「ありがとうって言いなさい」と何度言っても言えなかった子が、親が自然に「ありがとう」と言う場面を見て、気づいたら言えるようになっていた。
こんな話、保育の現場でよく聞きます。
子どもは言葉で教えられるより、目の前の大人の行動からの方がずっと早く学びます。
これを心理学では「モデリング(模倣学習)」と呼びます。
難しい言葉ですが、要するにこういうことです。
子どもは「言われたこと」より「見たこと」をまねる。
それだけです。
じゃあ、完璧な親でいないといけないの?
「そんなこと言われても、私、毎日イライラしてるし…」
大丈夫です。安心してください。
完璧な親なんて、いません。
モデリングで子どもが学ぶのは、「完璧な姿」だけではないんです。
むしろ、こんな場面こそ子どもの心に残ります。
お父さんが怒鳴ってしまった後に「さっきは怒りすぎちゃったね。ごめんね」と言う。
お母さんが失敗して「あー!やっちゃった!でもまあいいか、やり直そう」と笑って立て直す。
その「回復のプロセス」を見ている子どもは、失敗しても大丈夫と学ぶんです。
これ、すごく大事なことだと思いませんか?
保育現場で見てきたリアルな話
園でも、はっきり違いが出ます。
家庭で「ありがとう」「ごめんね」が自然に使われている子は、園でも友だちにさっと言えます。
逆に、乱暴な言葉が飛び交う環境で育った子は、悪気なく友だちに同じ言葉を使ってしまう。
「お父さんがいつもそう言ってる」と子どもから聞くこともあります。
親の言葉は、良くも悪くも、そのまま子どもの言葉になっていくんです。
でもここで落ち込まないでほしいのです。
親が変われば、子どもも変わる。
これも保育現場で何度も見てきたことです。
今日からできること、3つだけ
難しいことは何もありません。これだけでいいんです。
① 気持ちの言葉を声に出す
「ありがとう」「助かったよ」「うれしいな」
家族に向けて、意識して言ってみてください。子どもはちゃんと聞いています。
② 「やり直す姿」を見せる
怒鳴ってしまったら「さっきはごめんね」と言う。 失敗したら「またやってみよう」と声に出す。
完璧じゃなくていい。立て直す姿を見せることが大切です。
③ 挨拶は目を見てする
「おはよう」「おやすみ」「いってきます」
ながらでやらずに、ちゃんと目を見て。それだけで子どもへのメッセージは全然変わります。
言えなくていい。言いたくなるまで待てばいい
毎朝、私は園の入口で子どもたちを迎えます。
「おはようございます!」と気持ちよく声をかけてくださる
保護者のみなさん。本当にありがたいなと思っています。
でも子どもたちの様子は、それぞれです。
「おはよう!」と元気よく来る子。
私の目をちらっと見るだけの子。
恥ずかしそうにお母さんの後ろに隠れる子。
そしてたまに、こんな場面があります。
「ほら、おはようございますって言いなさい!」
そんなとき、私はそっとお母さんに伝えます。
「無理に言わせなくていいんですよ。
心の中でちゃんと言ってますから。笑」
言えない子が、挨拶をしたくないわけじゃない。
ただ、まだその準備ができていないだけ。
そして不思議なことに、
今まで一度もおはようを言わなかった子が、
ある朝突然「おはよう!」と言ってくれることがあります。
2年間、一度もなかったのに。笑
これがモデリングの力だと私は思っています。
大人が毎日笑顔で「おはよう」「ありがとう」と言い続ける。
その心地よさが、子どもの中にじわじわと積み重なっていく。
そしてある日、自分もそう言いたくなる。
「言いなさい」ではなく「言いたくなる環境をつくる」。
これが、モデリングで一番大切なことだと思っています。
「子どもに直してほしいこと」があるなら
子どもの言葉遣いが気になる。 すぐ怒る。 片付けない。
そんなとき、まず一度だけ自分に聞いてみてください。
「これ、私もやってるかも?」
責めているわけじゃないですよ。笑
ただ、子どもを変えようとする前に、まず自分が変わってみると、びっくりするくらい子どもが変わることがあります。
子どもはお母さんやお父さんのことが大好きだから、
まねしたくて仕方ないんです。
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まとめ
- 子どもは「言われたこと」より「見たこと」をまねる
- 完璧な親である必要はない
- 「立て直す姿」こそ子どもの一番の学び
- 今日からできることは小さなことで十分
子どもを育てながら、自分も育てられている。
そう思うと、子育てって少し面白くなりませんか?😊

子どもの行動を変えたいなら、まずは親が変わること。
これが一番シンプルで、一番効果的な方法なんです。
📚️参考文献 よくわかる発達心理学(ナツメ社)渡辺弥生


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