こんにちは、シロロです。
「うちの子、友だちの気持ちがわかっていないのかも…」
・おもちゃを取ってしまう
・相手が泣いても気づかない
・自分のことばかり話す
こんな様子を見ると、心配になることがありますよね。
でも実は、幼児期の子どもにとって、相手の気持ちを理解することはとても難しいことなんです。
子どもの心の発達を知ると、「なるほど、そういうことか」と安心できるかもしれません。
今日は、子どもの心の成長に大きく関わる
「心の理論」について、わかりやすくお話しします。
4歳頃までは「自分が知っていることは相手も知っている」
小さな子どもは、まだ
自分の心と相手の心の区別がはっきりしていません。
そのため、
「自分が知っていることは、相手も知っている」
と思ってしまうことがあります。
例えば、家でこっそりお菓子を食べた子どもが
「ママも知っているよ」と思っていたりします。
大人から見ると不思議ですが、
これはまだ相手の視点で考えることが難しい発達段階だからなんです。
相手の気持ちがわかるようになるのは4歳頃から
子どもは成長とともに、
「人にはそれぞれ考えや気持ちがある」
ということに気づいていきます。
この力を心理学では
「心の理論」と呼びます。
この力が育ちはじめるのが、
だいたい4歳頃といわれています。
つまり、4歳くらいまでは
相手の気持ちをうまく想像できなくても、
発達としてはとても自然なことなんです。
ウソがつけるようになるのは成長の証
心の理論が育ってくると、
子どもはあることができるようになります。
それは…
ウソをつくこと。
実はウソをつくには、2つの力が必要です。
・相手がどう思うかを想像する力
・相手の考えを自分の思う方向に変えようとする力
つまり、ウソは
相手の心を想像できるようになった証拠でもあるんです。
5歳くらいになると、この力がさらに育ち、
ウソもだんだん上手になっていきます。
もちろん、ウソは叱る場面もありますが、
「この子はこんなふうに考えたんだな」と
心の成長を見る視点も大切にしたいですね。
子どもは大人の言葉から「気持ち」を学ぶ
幼児期の子どもは、
まだ相手の気持ちを想像するのが得意ではありません。
だからこそ、
大人が気持ちを言葉にしてあげることがとても大切です。
例えば、
「楽しかったね」
「うれしいね」
「びっくりしたね」
「ワクワクするね」
こうした言葉を大人がかけることで、
子どもは少しずつ感情の意味を理解していきます。
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絵本は「気持ち」を学ぶチャンス
絵本を読むときも、
子どもの心を育てる大切な時間です。
例えば、
「この子、どうして泣いているのかな?」
「この子はどんな気持ちかな?」
と、一緒に考えてみるだけでも、
子どもは人の気持ちを想像する経験を積んでいきます。
こうした小さな積み重ねが、
やがて友だちの気持ちを理解する力につながっていきます。
大人の言葉が子どもの心を育てる
子どもは、大人の言葉を聞きながら
感情の世界を広げていきます。
もし周りの大人が
「ムリ」
「ウザい」
「疲れた」
といった言葉ばかり使っていると、
子どももその言葉でしか気持ちを表現できなくなってしまうことがあります。
反対に、
「楽しいね」
「うれしいね」
「おもしろいね」
そんな言葉がたくさん聞こえる環境では、
子どもも自然と豊かな感情表現を身につけていきます。
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まとめ
子どもが相手の気持ちを理解できるようになるのは、
4歳頃から少しずつです。
それまでは、
自分の心と相手の心の区別がまだ難しい時期。
だからこそ、
・大人が気持ちを言葉にしてあげる
・絵本などで気持ちを一緒に考える
・日常の中で豊かな言葉を使う
そんな関わりが、子どもの心を育てていきます。
子どもの「心の力」は、
毎日の会話の中で少しずつ育っていくもの。
今日の何気ない一言が、
子どもの「人を思う力」の種になるかもしれませんね。

焦らず、あたたかく見守る関わりの中で、
人と生きる力はゆっくりと育っていきます。
📚 参考文献
渡辺弥生『発達心理学』


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