こんにちは、シロロです。
赤ちゃんがよく泣く時期は、お母さん・お父さんにとってとても大変ですよね。
「どうしてこんなに泣くんだろう…」
「抱っこしても泣きやまないとき、どうしたらいい?」
そんな不安やしんどさは、どの家庭でも起きています。
まず最初にお伝えしたいのは──
赤ちゃんが泣くことは「心が育っている証」だということです。
泣くのはマイナスではなく、育ちのプロセス。
ここから、なぜそう言えるのかをお話ししていきます。
🌸 赤ちゃんは「泣くことで気持ちを伝えている」
赤ちゃんにはまだ言葉がありません。
でも、感じる心はすでに育ち始めています。
- お腹が空いた
- 眠い
- 寂しい
- 不安
- なんとなく不快
こうした “心の動き” を、赤ちゃんは泣くことで表現しています。
泣く = 困らせている
ではなく
泣く = 生きるために必要なコミュニケーション
なんです。
■ 泣きに寄り添ってもらう経験は「愛着」を育てる
赤ちゃんが泣いたとき、そばに来てくれる人がいる。
抱っこしてくれる人がいる。
話しかけてくれる人がいる。
この積み重ねによって育つのが 愛着(アタッチメント) です。
愛着が育つと、子どもは
- 「大丈夫、私は愛されている」
- 「困ったときは助けてもらえる」
という 心の土台(安心感) を身につけます。
これは、将来、人との関係を築くときの“根っこ”になります。
■ 泣き止まないのは失敗ではない
抱っこしても泣く。
ミルクを飲んでも泣く。
おむつを替えても泣く。
こういうとき、
「泣き止ませられない…」と自分を責めてしまいがちですが、
泣き止ませることが目的ではありません。
赤ちゃんは今、
自分の感情を調整する力(セルフコントロール)を育てている最中 です。
大人になるまでずっと育ち続ける、とても大切な力です。
あなたがしてあげている
「抱っこ」「声をかける」「そばにいる」ことは
“泣いても大丈夫” という安心感を育てています。
それで十分です。
■ 感情は「受け止められた分だけ」育つ
赤ちゃんはまだ感情を自分で整理できません。
だから、泣いて泣いて、あふれ出します。
そのときにそばにいてくれた人の存在は、
- 自分の気持ちはあっていい
- 感じていい
- 表していい
という 心の許可 を育てます。
これは、のちのちの
- 我慢する力
- 自己表現
- 自己肯定感
- 人と関わる力
につながっていきます。
■ お母さん・お父さんへ
赤ちゃんの泣き声に向き合うのは、本当に体力も気力も使います。
だから、
- 抱っこがしんどい日があっていい
- 思うようにできない日があっていい
- 頼っていい、休んでいい
あなたの心も守っていいんです。
赤ちゃんは、完璧なお世話を求めているのではなく
「そばにいる存在」を求めています。
それはもう、あなたがちゃんとできています。
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→ 感情的に叱るのではなく、「どう伝えるか」が育ちを左右します。声かけの実例あり。https://shiroronblog.com/shikarusituke/
🌸まとめ
| 泣く理由 | 育っている力 |
|---|---|
| 気持ちを伝えるため | 表現の力 |
| なんとなく不安 | 心の動きの芽生え |
| 泣きながら落ち着こうとしている | 自己調整の力 |
| 泣いたら受け止めてもらえる経験 | 愛着(安心感)の土台 |

赤ちゃんが泣くのは、心が育っている証。
泣き声の時間は、親子の絆が育っていく時間です。


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