〜担任だけじゃない。園全体で子どもを支える〜
こんにちは、シロロです。
先生と保護者のコミュニケーションが難しいと感じるのは、どちらかが悪いからではありません。
親は“自分の子ども”を真ん中に見つめ、先生は“クラス全体”を見て話すため、視点が自然と異なるからです。
でも、子どもを真ん中においてお互いを理解し合うことができれば、信頼関係は少しずつ育っていきます。
そして信頼は、担任の先生だけでつくるものではありません。
バスのドライバー、添乗の先生、園長、事務の先生…
園で働くすべての大人が同じ思いで子どもに向き合うことで、本当の安心感が生まれるのです。
この記事では、すれ違いが起こる理由と、園全体で信頼を育てる方法をお伝えします。
1. なぜ先生と保護者はすれ違ってしまうのか
保護者が困っているとき、先生が丁寧に説明しても「うまく伝わらない…」と感じることがあります。
これは、お互いの気持ちや立場にズレがあるから。
でも、それは誰が悪いということではなく、自然なことなんです。
2. 親と先生の“視点の中心”はちがうけれど、どちらも正しい
先生は、クラスや園全体の子どもたちを見ながら、今日はどんな様子があったか、どう伝えると安心してもらえるかを考えています。
一方、保護者は 「自分の子」 を中心に考えます。
世界中の誰よりも大切な存在だからこそ、ちょっとした言葉でも心が揺れたり、どうしたらよいのかと悩んだりします。
先生と親の視点の中心が違うのは当然で、どちらも間違っていません。
ただ、その違いから誤解が生まれることがあるのです。
3. トラブルが大きくなる前に必要なのは「信頼の土台」
親が強く訴えてくるのは、困らせたいからではなく、
“自分ではどうしたらいいかわからない不安” から。
一方、先生も安全や集団の運営の責任を背負っているため、
全体の流れを伝えようとします。
だからこそ、日頃から 「話しやすい関係」「安心して相談できる関係」 をつくっておくことがとても大切。
信頼の土台があるだけで、同じ出来事でも受け止め方が大きく変わります。
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4. 信頼関係は“担任だけ”ではつくれない
ここがとても大切なポイントです。
信頼関係づくりは、担任の先生だけの仕事ではありません。
園バスのドライバーさん、添乗の先生、園長先生、事務の先生、非常勤の先生──
園で働くすべての大人が同じ思いで子どもと関わることが、保護者が安心して預けられる大きな理由になります。
- 朝の「おはよう」の声かけ
- バス降車時のちょっとした言葉
- 事務の先生の丁寧な対応
- 園長が子どもに声をかける姿
こうした“小さな積み重ね”が、保護者にとっては大きな安心につながり、
園全体の信頼度を高めていくのです。
5. 園全体で取り組む、信頼を深めるための工夫
たとえば、バス通園で保護者に直接会えない場合──
そこで終わりにしないのが大切です。
私の園では、以下のような工夫をしています。
- メモで、その日の小さな出来事を書いて渡す
- 必要なときは短い電話で様子を伝える
- 気になることがあれば担任同士で情報共有し、園全体として対応する
- 少しでも不安が強い家庭には、個別で面談の時間をつくる
「会えないご家庭ほど丁寧に」という気持ちで、園全体で連携して伝え方を工夫するようにしています。
6. 子どもを真ん中にすると、自然と関係がやわらかくなる
親も先生も、中心にあるのは 子どもの幸せ。
そこが共通しているからこそ、お互いの立場を理解し合えるはずです。
信頼関係は、特別なことをしなくても育ちます。
毎日の小さなやりとり、園全体のあたたかい空気、
先生たちの想いが少しずつ積み重なって、親に届いていくのです。
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✨まとめ
親も先生も、願っていることは同じ。
子どもが笑って過ごし、安心して育っていくこと。
そのためには、担任だけでなく、園で働くすべての大人が
“同じ思いで子どもと向き合うチーム” であることが、
何より大きな支えになります。

信頼は一日で生まれるものではないけれど、
日々の小さな積み重ねが、親子の安心につながっていきます。

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