【「発達障害かも?」と感じたとき、まず見直したい生活リズム】

子どもの育ちを知る

― 子どもの脳を育てる毎日の土台 ―

こんにちは、シロロです。

「もしかして、発達障害かもしれない。」

子どもの強いこだわりやパニック、偏食、落ち着かなさ。
集団活動が難しい姿や、話を聞いていないように見える様子に、不安を感じたことがある保護者は少なくないと思います。

実際、保育現場でもここ数年、行動面や情緒面で気になる姿を見せる子どもが増えてきたと感じています。

そんな中、小児科医の成田奈緒子先生は対談の中で、こう話されていました。

「“発達障害かもしれない”と疑う前に、まず生活リズムが整っているかを見てほしい」と。

朝は決まった時間に起きているか。
夜はしっかり眠れているか。

生活リズムを整えることで、発達障害を疑われていた行動が軽くなったり、見られなくなったりするケースも多いというのです。

今日は、保育現場で感じていることと、成田先生の言葉をもとに、子どもの育ちにとって大切な「生活リズム」について、一緒に考えてみたいと思います。

「発達障害かも?」と不安になる子どもの姿

子どものこんな姿に、不安を感じたことはありませんか。

お気に入りの洋服しか着たがらない。
食べられるものが限られている。
思い通りにならないとパニックを起こしてしまう。
機嫌が崩れると、大泣きして気持ちの切り替えが難しい。

また、集団生活の中で、

活動に参加することが難しかったり、
話を聞くことが難しかったり、
集中が続かなかったりする姿から、

園や学校の先生に
「一度、専門機関に相談してみてはどうでしょうか」
と伝えられることもあります。

小学校では、授業中に立ち歩いてしまうなど、落ち着いて過ごすことが難しいケースもあります。

実際に医師の診断がつく子どももいます。

けれど同時に、生活リズムを整えることで、情緒が安定し、落ち着いて過ごせるようになる子どもがいることも、成田先生は指摘されています。

なぜ生活リズムが、子どもの行動に影響するのか

子どもの脳は、眠っている間に育つと言われています。

日中に受けた刺激や経験を整理し、感情を整え、次の日を安定して過ごすための準備をする大切な時間が「睡眠」です。

しかし、寝る時間が遅かったり、睡眠時間が足りなかったりすると、

・感情のコントロールが難しくなる
・集中力が続かなくなる
・ちょっとしたことでイライラしやすくなる

といった状態が起こりやすくなります。

これは「わがまま」や「育て方」の問題ではなく、脳が十分に休息できていない状態なのです。

反対に、早寝早起きの習慣が整い、十分な睡眠がとれるようになると、子どもは安心して過ごせるようになり、本来持っている力を発揮しやすくなります。

生活リズムを整えることで、落ち着いていくケースがある

保育の現場でも、生活リズムが整うことで、子どもの様子が変わっていく姿を見てきました。

朝、決まった時間に起きて登園できるようになると、
表情が穏やかになり、
活動に集中できる時間が少しずつ伸びていきます。

気持ちの切り替えが難しかった子どもが、
落ち着いて過ごせる時間が増えていくこともあります。

もちろん、すべてが生活リズムだけで解決するわけではありません。

けれど、生活リズムは、子どもの発達を支える大切な「土台」です。

土台が整うことで、子どもは安心して、自分の力を発揮できるようになっていきます。

発達障害と言われたとき、保護者に伝えたいこと

「発達障害かもしれません」と言われたとき、
保護者がショックを受けるのは当然のことです。

子どもを否定されたように感じたり、
自分の育て方が悪かったのではないかと、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

時には、戸惑いや怒りの気持ちが湧いてくることもあります。

それほどまでに、子どもは大切な存在だからです。

でも、どうか忘れないでほしいことがあります。

すべての子どもは、発達し続ける存在だということです。

脳はゆっくりと時間をかけて育ち、

どんな大人になっていくのかは、生まれ持った特性だけで決まるのではなく、その子が育つ環境によって、大きく変わっていきます。

だからこそ大切なのは、
お母さん、お父さん自身が健康でいること、
そして笑顔でいられることです。

家庭の中に、安心できる時間があり、
「楽しいな」「ほっとするな」と感じられる瞬間があること。

そうした環境の中で、子どもの脳は安心して、ゆったりと発達していきます。

今日からできる、生活リズムの整え方

生活リズムを整えるために、特別なことをする必要はありません。

まずは、

✅️朝は同じ時間に起きる
✅️朝日を浴びる
✅️夜は決まった時間に布団に入る
✅️寝る前はテレビやスマートフォンなどの刺激を減らす

こうした小さな積み重ねが、子どもの脳の安定につながっていきます。

すぐに変化が見られなくても大丈夫です。

生活リズムは、少しずつ整っていくものです。

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まとめ

子どもの発達を支えるのは、特別な訓練ではなく、毎日の生活の積み重ねです。

朝起きて、活動し、夜は安心して眠る。

その繰り返しの中で、子どもの脳は育ち、感情を整え、自分らしく成長していきます。

シロロ
シロロ

不安を感じたときこそ、
まずは生活リズムという土台を見つめ直してみてください。

子どもは、安心できる環境の中で、ゆっくりと、確実に育っていきます。

その力を信じて、日々の暮らしを大切にしていきたいですね。

📚️参考文献・参考資料

本記事は、以下の書籍や講演内容を参考にしています。

・成田奈緒子先生の著書
・講演・対談内容
・保育現場での実践経験

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