こんにちは、シロロです。
最近、街の風景がずいぶん変わってきましたね。
便利さと引き換えに、子どもたちのまわりから自然が日ごとに遠ざかっているように感じます。
でも、自然は子どもにとって教師であり、仲間。
その存在は、成長に欠かせないものです。
🍃足元にある小さな自然を見つめよう
「自然とのふれあい」と聞くと、山や海を思い浮かべがちですが、
大切なのはまず身近な自然に気づくことです。
たとえば、コンクリートの割れ目から顔を出した雑草。
それをじっと見つめるだけで、「命の力強さ」を感じることができます。
高価な鉄製遊具をたくさん置くよりも、
園庭に樹木を植えることのほうが、ずっと子どもたちの遊びを誘い、
四季の変化を感じる感性を育ててくれるんです。
🌼花を持ってくる子どもたち
春になると、登園途中で見つけたお花を
大事そうに持ってきてくれる子どもがいます。
「先生、見て!きれいでしょ!」
そんな声を聞くたびに、うれしくなります。
そして、子どもと一緒にそのお花に似合う花びんを探す時間も大切にしています。
花の色や丈、形に合わせて器を選ぶ。
それだけでも、子どもたちの美的感覚や観察力が育っていくんです。
そして「摘んで終わり」ではなく、
花の命を感じる心を育てたい。
そんな願いをこの活動に込めています。
🌱畑仕事が教えてくれる“生きる力”
4月、5月になると園では畑仕事が始まります。
草を抜き、土をならし、種をまく。
この「一粒のタネをまく」という体験は、
子どもにとって命の不思議と成長の実感を得る学びです。
芽が出て、葉が広がり、花が咲き、実をつける。
その過程を見守ることで、
子どもたちは自然に「待つ」「気づく」「世話をする」という心を育てていきます。
畑の中には、生きる知恵がぎっしり詰まっています。
🎨自然とつながる表現活動
自然とのふれあいは、表現活動にもつながります。
風にそよぐ草、陽に透ける花びら、雨上がりの光。
子どもたちはそれを絵や貼り絵で表現します。
見えたままを描くのではなく、
「感じたまま」を描くこと。
心を動かした経験が、表現の力になります。
🌾まとめ:自然は心の根っこを育てる
子どもたちにとって、自然は特別な教材です。
それは「教える」ものではなく、
日々の中で「感じて」「気づく」もの。
小さな草花や畑仕事を通して、
命の大切さ、季節の変化、美しさを感じることが、
子どもの感性や思いやりの根っこを育ててくれるのです。

今日も子どもたちと一緒に、
園のすみっこにある小さな自然をのぞいてみませんか?🌱


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