こんにちは、シロロです。
叱ったほうがいいのかな…」
「優しく言ったほうが伝わるのかな…」
子育てや保育の中で、
“叱り方” に迷う場面はだれにでもあります。
感情的になりたくないと思っても、
思わず声が強くなってしまうこともありますよね。
でも、叱ること = 悪いこと ではありません。
大切なのは 「叱る」ではなく「伝わる」こと。
この記事では、子どもに「良いこと・悪いこと」を伝えるときに
心と発達に沿った関わり方 を、やさしくお伝えします。
🌿子どもは「感情」が落ち着いているときに理解できる
子どもは、大人のように気持ちを切り替えるのが得意ではありません。
怒られた直後は、頭の中はこうなっています↓
びっくり → 怖い → 悲しい → イヤ
つまり、
叱っている最中には、実はほとんど言葉が届いていない のです。
大切なのは、
- まず 気持ちを受け止める
- 心が落ち着いてから ルールを伝える
という順番。
🌿「叱る」よりも「教える・共有する」に言葉を変える
叱る = こらしめる
ではなく、
「これはこうするといいよ」
「こうすると相手は嬉しいよ」
と、望ましい行動を見せる(モデリング) ことが効果的です。
たとえば…
×「ダメって言ってるでしょ!」
○「順番を待つと、みんなが気持ちよく遊べるね」
×「そんな言い方しない!」
○「言いにくいときは、『貸してほしいな』って言ってみようか」
言葉の “方向” を少し変えるだけで、子どもは理解しやすくなります。
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→ 相手の気持ちを理解できるようになる心の成長段階をやさしく解説。https://shiroronblog.com/kimoti/
🌿感情があふれたときは「共感 → 行動のガイド」
気持ちが爆発したときは、まずは心をつなぎます。
① 気持ちを言葉に共感する
② 行動のガイドを短く伝える
例)
「いやだったんだね、うんうん。
でも、叩かないよ。手はギュッとね。」
共感で落ちつき → シンプルなルールで整う
これが子どもの心の動きに合っています。
🌿叱るのは、子どもを育てたいと思っているから
叱ってしまった日があっても大丈夫。
それは、子どものことを大切に思っている証拠です。
大切なのは、
- 完璧な関わり方より
- 信頼の土台があること
子どもは、大人の「あなたのことが大好きだよ」を
いつもちゃんと受け取っています。
その安心があるからこそ、
言葉はゆっくり育っていきます。
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🪴 まとめ
| ポイント | 大切にしたいこと |
|---|---|
| 子どもは叱っている最中は聞けない | 気持ちを受け止める |
| 行動を正すより、やり方を教える | モデリングと短い言葉 |
| 完璧な叱り方はいらない | 信頼の関係がいちばんの土台 |
「叱る」のは一時的。
「教える」のは一生もの。

ぜひ今日から、叱るよりも“教える”を意識してみてくださいね。


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