こんにちは、シロロです。
「なんで今!?」「もう疲れた…」
2歳前後のイヤイヤ期に、つい心がすり減ってしまうことはありませんか?
実は、イヤイヤ期は“困った時期”ではなく、心がぐんと育っている大切なサインなんです。
この時期の子どもは、
- 自分の気持ち
- やりたいこと
- 思い通りにいかない気持ち
を、まだ言葉だけではうまく伝えられません。
だからこそ、「イヤ!」 という形で気持ちが表に出てくるのです。
この記事では、
- なぜイヤイヤ期が起こるのか
- イヤイヤの裏にある心の発達
- 親がしんどくならない関わり方のポイント
を、保育現場での経験を交えながらやさしく解説します。
イヤイヤは、心が育っている証。
ここから、いっしょに見ていきましょう🌱
イヤイヤ期はどうして起こるの?
イヤイヤ期は、発達の中でもとても重要な時期です。
この頃の子どもは、
- 自分でやりたい
- 思い通りにしたい
- でも、まだ上手くできない
という 「できる」と「できない」の間 にいます。
つまり、
「自分」という心が育ち始めている時期。
イヤイヤは、成長の証なんです。
イヤイヤの裏側には「感情の練習」がある
イヤイヤのとき、子どもの心の中ではこんなことが起きています👇
- 「かなしい」
- 「くやしい」
- 「うまくできない」
でもまだ、それを言葉にできません。
だから「イヤ!」という一番強い言葉で表現するのです。
これは、感情をコントロールする力が育っている途中の姿。
大人が変えるのではなく、支える時期なんです。
✴️「子どもは成長の中で、挑戦したり、失敗したりを繰り返します。
その過程については、こちらの記事で詳しく書いています👇」
→ 人は獲得と喪失をくり返して成長するhttps://shiroronblog.com/kakutoku/
しんどいときに使える関わりのコツ
| コツ | 言葉がけの例 |
|---|---|
| ① 気持ちを代弁する | 「イヤだったんだね」「自分でやりたかったんだね」 |
| ② 選択肢をせまくする | 「赤い靴と青い靴、どっちにしようか?」 |
| ③ 落ち着く場をつくる | 抱っこ、深呼吸、一緒に座る…「待つ」ことは力になります |
子どもが落ち着いたあとで、
やり直すチャンス をそっと用意すると、心はまた前に進めます。
わが家のイヤイヤ期エピソード
私の子育て中、息子のイヤイヤ期は本当に大変でした。
例えばパジャマ。
スナップボタンが3つしかないのに、どうしても上から順番に全部自分で留めたくて、30分以上も格闘…。
なんでも「自分で!」。手を貸そうとすると「イヤ!」。
さらに言葉が出るのが遅めだったので、思いが伝わらないもどかしさもあり、泣く・怒る・わめくのフルコース。親の方もヘトヘトでした。
でも、今思えばあの時間も“成長のトレーニング”。
「やりたい気持ち」を尊重しつつ見守ることが、子どもにとって大切なんだと実感します。
✴️イヤイヤ期は、心が育っている証。
あわせてこちらの記事もどうぞ👇
→ 友だちの気持ちがわからない?4歳から育つ心の理論https://shiroronblog.com/kimoti/
まとめ
- イヤイヤ期は「困った」ではなく「育っている」サイン
- 気持ちを言葉にする前の大切な練習時間
- 大人は“整えてあげる”のではなく“支える”
子どもは、今、一生懸命成長しています。

イヤイヤ期は大変ですが、必ず終わりがきます。
「今日もまたイヤイヤ言ってるな」くらいの気持ちで、少し肩の力を抜いて見守ってあげてくださいね。


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