こんにちは、シロロです。
「朝からぐずぐず・・・」その原因、実は”寝不足”かもしれません
「朝ご飯も食べずにグズグズ」「幼稚園に行きたくない!」って毎朝大変
そんな朝のバタバタ、心当たりはありませんか?
実は、”子どもの寝不足”が原因かもしれません。
現場でも、「昨日あまり寝てなくて・・・」「よる遅くまで上の子と一緒に起きていたんです」という声をお母さんたちからよく聞きます。
特に、兄や姉がいる家庭では、生活リズムが遅くなりがちで、園児がつられて夜ふかし・・・
なんてことも。
親も子も、朝からイライラ、バタバタ・・・
それが毎日になると、悪循環に。
そんな日々を少しでもラクにするために、まずは子どもの睡眠について、基本を押さえてみませんか?
ポイント① 成長ホルモンは「寝ている間」に分泌される
子どもの体は、寝ている間にぐんぐん成長します。
特に大切なのが、夜10時〜深夜2時に多く分泌される成長ホルモン。
このホルモンが分泌されることで、
・骨や筋肉の成長
・疲れた体の修復
・免疫力のアップ
など、大事なはたらきがスムーズに進みます。

つまり、「早く寝る=元気に育つ」ためのスイッチを押すことなんですね。
実は日本の子どもたちの睡眠時間は、世界で最も短いと言われています。
ベネッセ教育総合研究所の調査でも、夜10時以降まで起きている子どもが年々増えているとのこと。
【参考:ベネッセ教育総合研究所 】
ポイント② 睡眠は”こころ”の安定にもつながっている
寝不足の子どもは、
✅️朝から不機嫌
✅️集中力が続かない
✅️お友だちとトラブルになりやすい
などの様子がみられることがあります。
これは、脳がしっかり休めていないから。
寝ている間に、子どもの脳はその日の出来事を整理したり、気持ちをリセットしたりしています。
十分に眠れていないと、感情のコントロールが難しくなり、イライラしたり、泣きやすくなったりするんです。
ポイント③ 「生活リズム」を整えることがカギ!
「早く寝なさい!」と言ってもなかなか寝ない・・・。
そんな時は、生活全体の流れを見直すのがポイントです。
✅️寝る理想の時間帯
・3歳〜5歳:夜7時〜8時には布団へ
・睡眠時間のめやす:11時間〜13時間
✅️スムーズに寝かせるための工夫
・夜ごはん、お風呂を早めにすませる。
・寝る1時間前からテレビやスマホはオフ
・絵本を読む、部屋を暗くするなど「寝る前ルーティン」をつくる
また、兄や姉が夜ふかししていると下の子もつられて起きてしまいます。
そんなときは、下の子だけ先に寝かせるなど、家庭ごとの工夫も大切です。
😴 寝る前の絵本が”いい眠り”につながる理由
「寝る前は、絵本を読んでから寝るのが習慣です」
そんなおうち、実はとても理想的な寝かしつけの環境になっています。
その理由は・・・
✅️心が落ち着く
絵本の時間は、親子のスキンシップや心のつながりを感じられる大切な時間。
やさしい声やぬくもりが、子どもの安心感につながります。
✅️スマホやテレビの刺激を遠ざける
画面の光や音は脳を興奮させ、眠りを妨げます。
絵本なら自然に「おやすみモード」へと切り替えられるんです。
✅️1日のしめくくりとして気持ちを整える
物語の世界にふれることで、想像力が育ち、感情もリセットされやすくなります。
🌙寝る前におすすめの絵本
寝る前に絵本タイムを取り入れてみませんか?
寝る前の習慣づくりには、絵本の読み聞かせがとても効果的です。
園でも、先生が絵本を読み始めると、自然と子どもたちが静かになり耳を傾けます。
「寝る前の10分を絵本タイムにする」だけで、安心感が生まれ、スムーズな入眠につながります。
ここでは、寝かしつけにおすすめの絵本をいくつか紹介します。
🌟 寝かしつけにぴったりの絵本3選
1. 『おつきさま こんばんは』(福音館書店)
やさしい絵とリズムが心を落ち着けてくれます。小さなお子さんでも安心して読める定番の一冊。
2. 『ねないこ だれだ』(せなけいこ)
時計が9時を過ぎると「ねないこはだれだ?」と問いかける内容。遊び感覚で「夜は寝るもの」と伝えられます。
3. 『そらまめくんのベット』(福音館書店)
ふかふかのベットを大切にするそらまめくんと仲間たちのやりとりは、子どもたちの心をあたたかくしてくれます。
寝かしつけに悩む夜も、絵本があれば「眠る時間への切り替え」がスムーズになります。
ぜひ、今日から寝る前の10分を「親子の絵本タイム」に取り入れてみてくださいね。
我が家では、「今日はなにを読もうか?」と聞くと、「これがいい!」と毎日毎日同じ絵本をもってきて・・・暗記するくらい読みました笑
その子も20歳ですが、その絵本を見て「わー!なつかしいー!」「話は覚えてないけど、絵はおぼえてる」 と読んでもらった楽しい記憶はあるようです。良かった😁
おわりに:親子で「安心して眠る」時間を大切に
毎日の暮らしの中で、子どもの睡眠は後回しになりがち。
でも、”早寝”は子どもにとっての一番の栄養ともいえる大事な時間です。
無理に完璧を目指さなくても大丈夫。
「今日も読もうね」「なにを読もうか?」
そんな会話を重ねながら、少しずつ整えていくことで、子どもの笑顔と家族の朝が変わっていきます。
絵本は、子どもたちにとって安心と学びの宝箱。
眠りにつく前の、やさしいルーティンになるといいですね。

日本の子どもたちの平均睡眠時間が、世界で最短クラス・・・。
家庭だけでなく、社会全体で”子どもの睡眠”にもっと目を向ける必要があるかもしれませんね。
大人も睡眠不足がストレスの原因のひとつになっています。早く寝ましょう!
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