4月・・・生まれて初めての集団生活。
新聞紙をビリビリ破いて遊びました。
まだ、ぼーっとしている子や心を固く閉ざしている子にとっても、破く遊びは思わず手をだしたくなる魅力をもっています。
体を使い、体をふれ合って紙くずの中を転げまわる快感はエネルギーを発散させ、心を開くに十分!
先生が新聞をビリビリに破いて見せると「えっ、いいの?」とびっくり顔の子どもたち。
思いきり手を大きく動かして、夢中で破ってはニコニコの笑顔。
たくさん破いたあとは、持てるだけかき集めて下から上に投げて落ちてくる新聞紙を全身で受け止める子どもたち。何度も何度もくりかえします。
「みてみてー海だよ!」と泳ぐ子、もぐって隠れる子、寝転ぶ子、遊びがどんどん広がります。
身近な素材が、子どもたちの想像力で魔法のように変わっていく・・・
そんな瞬間に立ち会えるのが、保育のしあわせです。
この遊びは紙による造形の第一歩。
材料との関わりの中で自己表出することから、表現への”あゆみ”をどう進めるのか・・・
先生は細やかな配慮をもって子どもたちと考えていきます。
コメント