「のびのび育ってほしい」
多くの保護者が、そう願って子育てをしているのではないでしょうか?
では、”のびのび育つ”ってどんな姿でしょうか?
私が大切にしたいのは、「自分で感じて、考えて、やってみようとする姿」です。
思い通りにならないこともあるけれど、それも含めて経験。
それでもやってみたい、ちょっと工夫してみよう、そんな気持ちが芽生えていくことを、私たちはそっと見守っています。
園では、子どもの「やってみたい!」を大切にしています
ある年中組のクラスでは、「ピーナツダンス」が大流行。
体をめいいっぱい使って表現を楽しむうちに、担任の先生が「じゃあ、ピーナツを育ててみようか?」と提案しました。
小さい畑でうまくいくかわかりませんが、チャレンジです。
お面をつくってピーナツになりきり、遊びがどんどん広がっていきました。

ピーナツダンスから始まったこと
子どもの心が動く瞬間をとらえて、
保育者が環境や体験を用意すると子どもたちはどんどん夢中になっていきます。
家庭では「見守ること」が最大の応援
おうちでは、園のように環境を整えたり、何かを用意したりするのは難しい。。。
そう感じる方もいるかもしれません。
子どもの話を目をみて聞くこと。それだけで十分です。
子どもが自分から話してくれたことに
「へぇ!そんなことがあったんだね。」
「どんなふうにやったの?」
と少しだけ気持ちを向けてあげる。
それが子どもにとっては、「自分の感じたことが大切にされた」という安心になります。
園と家庭がゆるやかにつながること
園で経験したことを、おうちで話す。
おうちで気づいたことを、園に伝えてもらう。
その小さなやりとりが、子どもにとっては「どこにいても安心」「どこにいても自分でいい」と思える土台になります。
子どもがのびのび育つには、園と家庭が”同じ方向”を向いていることがとても大切です。
最後に
のびのび育つために、特別なことは必要ないのかもしれません。
子どもが自分らしくいられるように、思ったことや考えたことを表現できること、自分の存在を喜びにできる子に育ってほしい。
そんな思いで、今日も子どもたちと過ごしています。
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