こんにちは、シロロです。
5月ごろ、年中組のクラスで大人気になった「ピーナッツダンス」。
お面をつけて楽しそうに踊る子どもたちの姿を見ていると、
その表情から“本当に大好きなんだなぁ”という気持ちが伝わってきました。
そんな様子を見た1年目の担任の先生が、ふとアイデアを思いつきました。
「こんなに好きなら、本物の落花生を育ててみよう!」
ここから、子どもたちとピーナッツの“育ちの物語”が始まりました。
🍃 ピーナッツを育ててみよう!
プランターに苗を植え、水やり当番を決めて、毎日お世話がスタート。
- 「今日は水がいるかな?」と土を触って考える
- 「大きくなってる!」と葉の変化に気づく
- 「私が当番の日だよ!」と責任をもつ姿
育てる経験は、子どもたちの“やってみたい”気持ちをどんどん引き出していきました。
暑い夏をのりこえ、葉っぱはぐんぐん成長。
毎日のお世話が、子どもたちの自信につながっていくのが感じられました。
🍃10月、いよいよドキドキの収穫へ
担任がそっと土を掘って確認すると、
ぷっくりした落花生が土の中からちらり。
子どもたちは「どうかな?ついてるかな?」とワクワク顔。
そして収穫の日。
葉の部分をしっかり持って、えいっ!と引っ張ると…
「わぁー!できてる!!」「ピーナッツだ!!」
土の中からいくつも出てくる落花生に大喜び。
自分たちで育てたからこその、とびきりの笑顔でした。
その日のうちに塩ゆでにして、一人ひとつずついただきました。
一粒を、こんなに大切そうに持って味わう姿には、胸が熱くなりました。
「おいしい!」という声があちこちから聞こえてきました。
🍃 経験を“絵”と“お話”で形にする
次の日、収穫の喜びが冷めないうちに、絵を描いてみることにしました。
写真には、
- 地面の上の葉
- 地面の下で育つ落花生
- 収穫したときの興奮
を、子どもらしい視点でしっかり描き分けている様子が写っています。

さらに、
「ピーナッツちゃんのお話をつくってみよう!」
と、クラスみんなで物語づくりに挑戦。
子どもたちが作ったお話👇️
- どんぐりちゃんとどんぐりくんはおひさまがぽかぽかなひにおやまへあそびにいった
- あるいてると、ピーナッツちゃんにあった
- ピーナッツちゃんが「いっしょにみかんをたべよう!」といった
遠足に行った時どんぐり拾いをしたことや、園のみかんの木に実がなってみんなで食べたこと。
自分たちの経験をお話にしています。笑
三場面のお話の中には、子どもたちひとりひとりが感じた気持ちが温かくつまっています。
ひとり縦の三場面👇️

🍃子どもの“好き”は育ちの入り口
今回のピーナッツの活動は、
“先生が何かを教えた”というよりも、
子どもたちの「好き!」という気持ちから広がった経験。
好きなことに夢中になると、
子どもは自分で考えたり、続けたり、工夫したりします。
- 育てる喜び
- 待つ時間
- できたときの達成感
- 表現する楽しさ
すべてが、子どもたちの成長につながっていきました。
🍃まとめ
日々の生活の中で、何気ない“好き”が
こんなに大きな経験になることがあります。
家庭でも、
「これ好きなんだね」
「やってみたいんだね」
と、気持ちに寄り添いながら見守ってあげるだけで、
子どもの学びは自然に広がっていきます。

園でのピーナッツの活動が、
ご家庭でも子どもの“好き”を大切にするヒントになれば嬉しいです。
✴️関連記事👇️
ピーナッツダンスから始まった!https://shiroronblog.com/pinatu/

コメント