【ハサミ遊び】はじめての「切る」体験。安全に・楽しく・自由に!

ハサミ遊び

こんにちは、シロロです。
今日は、紙あそびの中でも子どもたちが夢中になる「ハサミで切ってみよう」活動についてお話しします✂️

ハサミは、子どもが“道具”と出会う最初のアイテムのひとつ。
「切る」って、実はとっても奥が深いんです。


■ はじめに伝えておきたい大事なこと

ハサミを手にするときに、まず約束しておきたいのはこの3つ。

  • 使わないときは刃先を閉じておく
  • 振り回さない
  • 人に渡すときは持ち手の方を出す

これは安全のために絶対に外せないポイント。
でも「怖いからダメ」と言うより、“どうすれば安全に使えるか”を一緒に考える姿勢が大事です。


■ よく切れるハサミを選ぼう

「子ども用だから、安いのでいいか」と思いがちですが、実は逆。
切れないハサミはケガのもと。
無理な力が入って、手が滑ったり、変な持ち方を覚えてしまうことも。

子ども用でも、軽くてよく切れる質の良いハサミを選びましょう。
道具は“安全に使えるものを丁寧に扱う”経験そのものが学びになります。


■ 最初は「自由に切ってみよう」

子どもたちは、家庭での経験がバラバラです。
中には「ハサミに触ったことがない」という子もいます。

だから最初から「こう持って」「こう切って」と言うよりも、
まずは**“自由に切ってみよう!”**と声をかけてスタート。

準備する紙は、

  • 厚すぎず薄すぎず切りやすいもの
  • サイズはA4の半分くらい(片手で持てる大きさ)

不用紙をたくさん用意して、気兼ねなく切らせてあげましょう。


■ 子どもによって切り方はいろいろ

観察していると、それぞれの“個性”が見えてきます。

  • 直線を何本も切る子
  • 細く長く切る子
  • 細かくチョキチョキする子
  • 大きく大胆に切る子
  • ちょっと切り込みを入れるだけの子

切り方は本当に十人十色。
同じ「紙を切る」でも、表現の仕方にその子らしさがにじみ出ます。

切りくずが部屋中に広がっても大丈夫。
最後はみんなでお片づけ。
**「自分で出したものを自分で片づける」**という経験も大事な一歩です。


■ 「持って帰っていい?」その気持ちを大切に

切り落とした紙を「持って帰っていい?」と聞く子がいます。
一見ただの紙くずに見えても、**子どもにとっては自分で作った“作品”**なんです。

そんな時は「いいね、持って帰ろうね」と、
自分の手で作ったものへの誇りを認める言葉をかけてあげましょう。


■ ハサミに慣れるためのあそびいろいろ

● うずまき切り

紙の外側からリンゴの皮をむくように、くるくると中心へ。
途中で切れないように慎重に。
「誰が一番長く切れるかな?」とゲームにすると盛り上がります。
コツはハサミを動かすより、紙を回すこと。
天井からつるせば、風に揺れるうずまきモビールの完成!


● 紙吹雪づくり

おそばのように細長く切ったあと、
それを横にして小さくチョキチョキ。
紙吹雪のような小さな紙がたくさんできます。
2〜3枚重ねて切ることを発見する子も!
そんな“気づき”をみんなの学びにつなげるのが先生の腕の見せどころです✨


● 折って切るあそび

紙を2つ折り、4つ折りにして輪の方からハサミを入れると、
広げた時にシンメトリーの穴あき模様が!
「おお〜っ!」と歓声が上がる瞬間です。
一度に同じ形が何個もできる“発見”もあって、達成感たっぷり。


■ まとめ:ハサミあそびは「手」と「心」を育てる時間

ハサミを使うって、実は集中力・判断力・達成感が詰まった活動。
でも一番大事なのは、「危ないからやめよう」ではなく、
“どうすれば安全に楽しめるか”を一緒に考える経験を積ませることです。

雨の日の室内あそびにもぴったり。
子どもが“自分の手で世界をつくる喜び”を味わえる時間になりますよ🌈

シロロ
シロロ

「危険を避ける」ではなく、「安全に楽しむ」。
その小さな工夫が、子どもの“やってみたい!”を育てます。

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