こんにちは、シロロです。
園でのエピソード。
ある日のこと。
年中の女の子が、両手いっぱいにひまわりを抱えて登園してきました。
「わー、素敵ね!」と声をかけると、
「お花畑に行ったの!」と、にっこり。
その表情から、「見てほしい」「聞いてほしい」気持ちが伝わってきます。
担任の先生と一緒に、さっそく花びん選びが始まりました。
「ひまわりの茎の長さに合うのはどれかな?」
クラスみんなで考えながら、ぴったりの花びんを見つけて飾ります。
🌻予定を変えて、今この瞬間の学びを大切に
先生は、その出来事をきっかけに予定していた活動を変更。
「今日はひまわりの絵を描いてみよう!」と提案しました。
「〇〇ちゃんがひまわりのお花畑に行ってきたんだって!」
「わぁ、きれいだね!」
自然と子どもたちの目も輝きはじめます。
黄色の画用紙に、茶色のクレパス。
あえて単色で描くことで、“色あそび”よりも“ひまわりをよく見る”ことをねらいにしました。
近くでじっくり観察する子どもたち。
中心のたねの部分を、細かい点で丁寧に描く姿も見られました。

🌻花を通して育つ「感じる力」と「つながる心」
毎朝、お水を替えるのは子どもたちの仕事になりました。
「お水を取り替えると、すぐ元気になるんです!」
一年目の先生が嬉しそうに話してくれます。
先生が心から喜ぶ姿は、きっと子どもたちにも伝わっている。
それがまた次の優しさや気づきにつながっていくんですよね。
🌻保育は、子どもと大人の“創造活動”
保育って、子どもと担任が一緒に展開していく創造の時間だと思います。
大人が決めたプログラムを「やらせる」だけではなく、
子どもが持ってきたひとつの出来事から“学び”を育てていく。
そんな保育の中にこそ、
「人としての豊かさ」や「一緒に生きる力」が育っていくんですよね。
🌻おわりに
花をきっかけに笑顔が広がったこの日のクラス。
子どもと先生がともに感じ、ともに動き、ともに育っていく。
そんな一瞬一瞬が、保育の醍醐味です🌻


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