最近、「はじめの100か月(約8歳半まで)」という言葉をよく目にするようになりました。
これは、子どもが育つうえでとても大切な時期であるということを伝える言葉です。
ただ、それを見た若い保護者の方やこれから子育てを始める方の中には、
「何か特別なことをしなくちゃいけないの?」
「この時期に”失敗”したら子どもに影響がでるのでは・・・」
と不安になってしまう方もいるかもしれません。
大切なのは、がんばりすぎない
子どもの育ちは、特別な教材や高価な習い事だけで築かれるものではありません。
そんな日常のちょっとしたひとつひとつが、子どもの心に安心と信頼の根を育てていきます。
育ちのカギは「まなざし」
子どもにとっていちばんの栄養は、大人のまなざしかもしれません。
失敗しても、泣いても、うまくできなくても、そばにいる大人が「大丈夫だよ」と見守ってくれる。
そんな体験の積み重ねが、自己肯定感や社会性につながっていきます。
たとえば・・・
・子どもたちの「やってみたい!」を大切にすること
・うまくいかないときも、すぐに助けないで待って、寄り添うこと
・がんばった気持ちを受け止めること

子どもは大人が思う以上に、いろんなことを感じ取りながら育っています。
だからこそ「だいじょうぶだよ」と見守るまなざしが、子どもたちの心をそっと支えてくれると思います。
特別じゃなくていい。日常こそが育ちの宝もの
「育ちのビジョン」で語られてる”はじめの100か月”は・・・
何か特別なことをしなくてはいけないということではなく、
日々の生活の中でどんなふうに関わっていくかが大事だというメッセージです。
がんばりすぎる時期じゃありません。
完璧な育児よりも、子どものそばで一緒に過ごす時間を大切にすることで、
育ちの土台はゆっくりと、しっかりと育っていきます。

今日もお子さんと目が合ったら、ニコッと笑ってみてくださいね。
それだけで、きっと子どもの心はポッとあたたかくなるはずです。
コメント